MLインフルエンザ流行前線情報データベースML-flu-DB)への報告数は、6週ぶりに減少した。45週(11月2〜8日)に6285件となった(図1)。地域別では、石川県が561件(前週695件)でもっとも多く、大阪府が454件(同612件)、東京都が327件(同434件)で続いている。

 ML-flu-DBの報告数は、39週に711件といったん減少し、その後は5週連続で増加していたが、6週目で減少した。この1週間に1件以上報告したML-flu-DBの協力医師数は215人で、1人当たりの報告は30.6件となった。

図1 ML-flu-DBの報告数とインフルエンザ定点当たり届出数(全国)の動向

 ML-flu-DBは、アラーム機能が最大の特徴で、全国規模でインフルエンザの異常な検出を把握し、その情報をいち早く関係者で共有できる。2000年冬季にスタートしたこのプロジェクトには、毎年、全国から300人前後の医師が参加し実績を積んでいる。新型インフルエンザが発生した今年は、流行の動向を把握する上で貴重な情報源となっている。

 45週で報告数がもっとも多かったのは、石川県が561件で前週の695件からは減少した。大阪府が454件で前週の612件からやはり減少した。東京都は327件(前週434件、以下同)と減少したほか、他の自治体も減少したところが目立った(表1)。ただし、45週は休日が1日あったことから、受診の機会がいつもの週より減ったためとの指摘もあり、流行のピークを迎えたのかどうかは即断ができない状況だ。

表1 MLインフルエンザ流行前線情報データベースの地域別にみた報告数

◆北海道・東北地方
 北海道 273件、青森県 33件、岩手県 14件、宮城県 42件、秋田県 63件、山形県 147件、福島県 137 件
◆関東・信越地方
 茨城県 90件、栃木県 131件、群馬県 129件、埼玉県 265件、千葉県 281件、東京都 327件、神奈川県 232 件
◆北陸・東海地方
 新潟県 170 件、富山県 158件、石川県 561件、福井県 6件、山梨県 37件、長野県 21件、岐阜県 40件、静岡県 46件、愛知県 101件、三重県 178 件
◆近畿地方
 滋賀県 325件、京都府 177件、大阪府 454件、兵庫県 206件、奈良県 33件、和歌山県 147 件
◆中国・四国地方
 鳥取県 14件、島根県 110件、岡山県 202件、広島県 64件、山口県 147件、香川県 81件、愛媛県 169 件
◆九州・沖縄地方
 福岡県 61件、佐賀県 157件、長崎県 16件、熊本県 214件、大分県 33件、宮崎県 95件、鹿児島県 11件、沖縄県 10 件