MLインフルエンザ流行前線情報データベースML-flu-DB)への報告数は、5週連続で増加した。44週(10月26〜11月1日)に7278件となり、前週の5213件の1.4倍となった(図1)。地域別では、石川県が695件でもっとも多く、大阪府が612件、東京都が434件で続いている。

 ML-flu-DBの報告数は、39週に711件といったん減少したが、その後は5週連続で増加している。この1週間に1件以上報告したML-flu-DBの協力医師数は233人で、1人当たりの報告は32.4件となった。

図1 ML-flu-DBの報告数とインフルエンザ定点当たり届出数(全国)の動向

  ML-flu-DBは、アラーム機能が最大の特徴で、全国規模でインフルエンザの異常な検出を把握し、その情報をいち早く関係者で共有できる。2000年冬季にスタートしたこのプロジェクトには、毎年、全国から300人前後の医師が参加し実績を積んでいる。新型インフルエンザが発生した今年は、流行の動向を把握する上で貴重な情報源となっている。

 44週で報告数がもっとも多かったのは、石川県が695件で前週の262件から急増した。大阪府が612件で前週の531件から増加した。東京都が434件(前週471件、以下同)、埼玉県が417件(323件)、滋賀県が348件(230件)、神奈川県が324件(232件)、北海道は315件(519件)などとなっている(表1)。北海道では200件ほど、東京都でも40件近くが減少した。

◆北海道・東北地方
北海道 315件、青森県 33件、岩手県 4件、宮城県 108件、秋田県 134件、山形県 146件、福島県 82 件
◆関東・信越地方
茨城県 92件、栃木県 137件、群馬県 121件、埼玉県 417件、千葉県 203件、東京都 434件、神奈川県 324 件
◆北陸・東海地方
新潟県 241件、富山県 127件、石川県 695件、福井県 35件、山梨県 22件、長野県 7件、岐阜県 36件、静岡県 67件、愛知県 125件、三重県 224 件
◆近畿地方
滋賀県 348件、京都府 153件、大阪府 612件、兵庫県 220件、奈良県 53件、和歌山県 243 件
◆中国・四国地方
鳥取県 27件、島根県 95件、岡山県 275件、広島県 146件、山口県 89件、徳島県 1件、香川県 64件、愛媛県 88 件
◆九州・沖縄地方
福岡県 118件、佐賀県 131件、長崎県 15件、熊本県 175件、大分県 12件、宮崎県 145件、鹿児島県 4件、沖縄県 17 件