MLインフルエンザ流行前線情報データベース(ML-flu-DB)への報告数は、引き続き増加した。43週(10月19〜25日)に5213件となり、前週の3443件の1.5倍となった(図1)。地域別では、大阪府が531件もっとも多く、北海道が519件、東京都が471件で続いている。

 ML-flu-DBの報告数は、39週に711件といったん減少したが、その後は4週連続で増加している。報告数の増加に伴い重症例も増えており、42週に3件だった重症例は、43週に9件と急増した。

図1 ML-flu-DBの報告数とインフルエンザ定点当たり届出数(全国)の動向

 ML-flu-DBは、アラーム機能が最大の特徴で、全国規模でインフルエンザの異常な検出を把握し、その情報をいち早く関係者で共有できる。2000年冬季にスタートしたこのプロジェクトには、毎年、全国から300人もの医師が参加し実績を積んでいる。新型インフルエンザが発生した今年は、流行の動向を把握する上で貴重な情報源となっている。

 43週で報告数がもっとも多かったのは、大阪府が531件で前週の518件から増加した。北海道が519件(前週328件、以下同)、東京都が471件(334件)で、埼玉県が323件(234件)、神奈川県が232件(201件)などとなっている(表1)。

表1 MLインフルエンザ流行前線情報データベースの地域別にみた報告数

◆北海道・東北地方
 北海道 519件、青森県 5件、宮城県 58件、秋田県 76件、山形県 80件、福島県 54件
◆関東・信越地方
 茨城県 56件、栃木県 72件、群馬県 49件、埼玉県 323件、千葉県 186件、東京都 471件、神奈川県 232件
◆北陸・東海地方
 新潟県 115件、富山県 82件、石川県 262件、福井県 20件、山梨県 8件、長野県 11件、岐阜県 28件、静岡県 69件、愛知県 83件、三重県 109件
◆近畿地方
 滋賀県 230件、京都府 75件、大阪府 531件、兵庫県 168件、奈良県 64件、和歌山県 101件
◆中国・四国地方
 鳥取県 13件、島根県 57件、岡山県 136件、広島県 92件、山口県 40件、香川県 35件、愛媛県 26件
◆九州・沖縄地方
 福岡県 121件、佐賀県 88件、長崎県 14件、熊本県 133件、大分県 3件、宮崎県 177件、沖縄県 21件