米国インフルエンザ流行が拡大している。41週(10月11日〜17日)の医療機関へのインフルエンザ様患者の受診率は7.1%となり、前週の6.1%より1ポイントも増加した。また、41週の肺炎・インフルエンザ死亡率は6.9%となり、超過死亡の閾値である6.6%を超えた。これで超過死亡の確認は2週連続となった。オバマ米大統領は10月24日に、新型インフルエンザに関する緊急事態宣言を発表。米政府は緊急対策に乗り出した。

 CDCの10月23日の発表によると、8月30日から10月17日までの肺炎・インフルエンザ様患者の入院は2万1823人、死亡は2416人となった。医療機関へのインフルエンザ様患者の受診率は、41週(10月11日〜17日)に7.1%となり、最近の4シーズンでもっとも高かった2006/07シーズンのピークを超えた前週より、さらに増加した(図1)。なお、41週では、検体検査陽性例(陽性率37.5%)のうちA型が99.8%、B型が0.2%と大半がA型だった。A型の内訳は、新型が69.7%、サブタイプ未確定A型が29.6%、サブタイプ不明A型が0.6%などで、新型が主流となっていた。

図1 米国のインフルエンザ流行状況(医療機関へのインフルエンザ様患者の受診率の推移。CDC)

 一方、肺炎・インフルエンザ死亡率をみると、41週時点で6.9%となり、この時点の超過死亡の閾値である6.6%を超えた。引き続き、流行の拡大とともに超過死亡の増加も懸念される状況となっている(図2)。

 日本でも感染者数が増えるほどに、重症例あるいは死亡も増えていくことが懸念される。重症化を如何に抑制していくかが問われている。

図2 米国の肺炎・インフルエンザ死亡率の推移(閾値を越えた部分が超過死亡となる。CDC)

■CDCの報告
2009-2010 Influenza Season Week 41 ending October 17, 2009