厚生労働省が発表している「新型インフルエンザ国内発生状況」によると、10月13日までに、新型インフルエンザ感染者の死亡は累計で26人、入院は累計で2146人に達した。累計の外来受診患者数が240万人と推計されており、今のところの致死率は10万人に1人程度、入院率は1000人に1人弱と推定される。

 集計期間ごとにみた新規入院は、8月5日の週は77件だったが、8月12日の週には168件と増加してきた。8月19日の週は167件と足踏みし、8月26日の週に141件と一旦減少したが、その後も156件、165件と続き、9月16日の週以降は221件、241件と増加、9月30日の週に至って354件、10月7日の週は364件とそれぞれ300件を超えている(図1)。

図1 新型インフルエンザ国内発生状況(厚労省のデータより作成)

 入院件数の増加に伴い、重症例の報告も相次ぎ、死亡例も目立ってきている。9月8日時点で10件だった累計死亡件数は、10月6日時点で21件と1カ月ほどで倍増、10月13日時点で26人に達した。

 10月13日までの累計入院事例をみると、年齢では5〜9歳が870人ともっとも多くなっている。10〜14歳が439人、1〜5歳未満が316人と続く。15〜19歳が126人、20〜39歳が105人、40〜59歳が98人、60〜79歳が99人、80歳以上が45人となっている。1歳未満も48人と少なくない。

 男女別では、男性1366人、女性780人と男性が多くなっている。

 累計入院件数の中で、基礎疾患を持つ人あるいは妊婦の合計は787人で、入院全体の37%となっている。基礎疾患などがない人の入院事例の方が多くなっている。

 基礎疾患のある人では、喘息などの慢性呼吸器疾患が523人と圧倒的に多く、糖尿病などの代謝性疾患が58人、慢性心疾患が39人で続いている。主に小児で心配されている急性脳症は65人、人工呼吸器の利用者は99人などとなっている(重複あり)。

 なお、13日までに退院(転院含む)は1612人で、ICU入院は43人、ICU以外入院は421人などとなっている。

■厚生労働省のリリース
新型インフルエンザ患者数(国内発生)について