都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数によると、41週(10月5日〜11日)に全国で12.92人となり、春以降初めて注意報レベルとされる「10人」を超えた。もっとも多いのは北海道で、全道で38.96人となり、警報レベルとされる「30人」を超えた。同時に、全都道府県で流行の目安とされる「1人」を超え、感染は全国で拡大した(図1)。

図1 インフルエンザ定点当たり届出数の動向(増加の激しい自治体を中心に表示)

 41週に流行の目安とされる「1人」を超えたのは47都道府県で、前週より3県増加し、全都道府県が流行開始レベルに達した。もっとも多いのは、北海道で38.96人と前週(16.99人)の2倍強以上に増加した。これに、愛知県が23.52人、福岡県が23.48人、神奈川県が21.63人で続いている。これに、7週ぶりに増加に転じた沖縄県が19.48人、東京都が18.98人、大阪府が16.96人、埼玉県が16.89人、兵庫県が16.54人、千葉県が15.79人、三重県が11.07人、秋田県が10.49人となり、ここまでが注意報レベルとされる「10人」を超えていた。

 前週からの増加率をみると、富山県で3.46倍、秋田県で3.45倍と急増したほか、宮崎県で2.69倍、神奈川県で2.69倍、青森県で2.58倍、静岡県で2.55倍に増えている。前週より増えたのは、47自治体で前週の40件より地域的にも拡大した(表1)。

 国立感染症研究所のインフルエンザウイルス分離・検出速報(10月8日現在報告数)によると、分離・検出されているウイルスは、ほとんどが新型インフルエンザ(A/H1N1)となっている。

表1 定点当たり届出数の推移(前週からの増加率が高い順)

404141週/40週
全国6.4012.922.02
富山県0.561.943.46
秋田県3.0410.493.45
宮崎県2.817.562.69
神奈川県8.0521.632.69
青森県1.804.652.58
静岡県2.115.392.55
茨城県3.779.342.48
鳥取県0.932.282.45
広島県2.285.432.38
栃木県2.505.922.37
北海道16.9938.962.29
愛知県10.3923.522.26
群馬県2.936.482.21
埼玉県8.1016.892.09
千葉県7.6615.792.06
三重県5.5111.072.01
徳島県1.643.271.99
大阪府8.5416.961.99
熊本県3.256.441.98
高知県2.404.751.98
東京都9.6018.981.98
山梨県1.853.61.95
奈良県4.859.071.87
沖縄県10.4719.481.86
兵庫県8.9416.541.85
岐阜県4.067.451.83
長崎県5.579.91.78
福岡県13.4123.481.75
福島県2.213.761.70
岡山県1.933.241.68
新潟県2.804.571.63
愛媛県1.252.031.62
京都府6.449.811.52
大分県4.957.311.48
滋賀県6.659.731.46
福井県1.812.591.43
宮城県5.557.731.39
石川県1.311.791.37
岩手県4.085.521.35
長野県2.012.691.34
山形県0.7511.33
島根県1.321.761.33
香川県3.474.551.31
鹿児島県2.403.141.31
佐賀県6.598.231.25
和歌山県5.265.881.12
山口県1.942.061.06