厚生労働省が発表している「新型インフルエンザ国内発生状況」によると、10月6日現在で、新型インフルエンザ感染者の死亡は累計で21人、入院は累計で1615人に達した。

 集計期間ごとにみた新規入院は、8月5日の週は48件だったが、8月12日の週には86件、8月19日の週は105件と増加してきた。8月26日の週に87件と一旦減少したが、その後も108件、102件と100件台が続き、9月9日の週以降は152件、152件と増加、9月30日の週に至って198件と200件に迫っている(図1)。

図1 新型インフルエンザ国内発生状況(厚労省のデータより作成)

 入院件数の増加に伴い、重症例の報告も相次ぎ、死亡例も目立ってきている。9月8日時点で10件だった累計死亡件数は、10月6日時点で21件と1カ月ほどで倍増した。

 10月6日現在の累計入院事例をみると、年齢では5〜9が613人ともっとも多くなっている。10〜14歳が325人、1〜5歳が240人と続く。男女別では、男性1018人、女性597人と男性が多くなっている。

 基礎疾患を持つ人あるいは妊婦の合計は618人で、入院全体の38%となっている。基礎疾患などがない人の入院事例の方が多くなっている。

 基礎疾患のある人では、喘息などの慢性呼吸器疾患が395人と圧倒的に多く、糖尿病などの代謝性疾患が50人、慢性心疾患が34人で続いている。小児で心配されている急性脳症は43人、人工呼吸器の利用者は69人などとなっている(重複あり)。

 なお、同日時点で退院(転院含む)は1274人で、ICU入院は29人、ICU以外入院は268人などとなっている。

■厚生労働省のリリース
新型インフルエンザ患者数(国内発生)について