MLインフルエンザ流行前線情報データベースML-flu-DB)への報告数が、40週(9月28〜10月4日)に1198件と増加した。34週以降、421件、455件、483件と増加のスピードが鈍っていたが、38週には1100件に達した。39週はいったん711件と減少したものの、40週に入り再拡大した(図1)。インフルエンザ定点当たり届出数(全国)は、39週に4.25人と減少したが、先行指標となるML-flu-DBの報告数が再増加したことから40週は再び増加している可能性が高い。

 ML-flu-DBは、アラーム機能が最大の特徴で、全国規模でインフルエンザの異常な検出を把握し、その情報をいち早く関係者で共有できる。2000年冬季にスタートしたこのプロジェクトには、毎年、全国から300人もの医師が参加し、実績を積んでいる。

 40週で報告数がもっとも多かったのは、北海道で171件だった。東京都が151件、大阪府が147件、滋賀県が70件、埼玉県が60件などと続いている。

 図1は、ML-flu-DBの報告数とインフルエンザ定点当たり届出数(全国)の動向を追ったもの。33週をのぞくとほとんど同じような動きを見せている。39週はいったん減少したが、これはシルバーウイークと重なり受診の機会が減ったためではないかとの見方もある。今後も注意深く見ていく必要がある。

 なお、41週に入った10月5日の報告数は453件で、前週月曜日の143件の3倍強に達した。1日当たりの報告数では、この夏以降の流行で最悪を記録した。

図1 インフルエンザ定点当たり届出数とML-flu-DBの報告数の動向