都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数を調べた結果、37週(9月7日〜13日)時点で全国で3.21人となった。32週に流行の目安とされる「1人」に迫った以降、5週連続の増加となった。沖縄県では3週連続減少したものの、13.38人と依然として高い水準にある。沖縄以外では東京都、宮城県、福岡県、大阪府などで急増している。

 37週に流行の目安とされる「1人」を超えているのは40都道府県で、前週より2県減少した。ただし、東京都(3.66人から5.91人へ)、宮城県(3.85人から5.90人へ)、福岡県(3.58人から5.50人へ)、大阪府(4.26人から5.20人へ)などで急増したのをはじめ、24都道府県で患者数が増加した(図1)。

図1 インフルエンザ定点当たり届出数の推移(編集部調べ)

 特徴の1つは、沖縄県で34週の46.31人をピークに3週連続で減少した点。しかし、依然として13.38人と全国で最も高い水準にある(図2)。

 前週から増加率をみると、宮崎県、群馬県、山梨県などで2倍近く増えている。東京都、福岡県、宮城県、神奈川県、長崎県、千葉県、埼玉県でも1.5倍となっている。東京など首都圏での増加が目立つのも特徴の1つだ。

 国立感染症研究所のインフルエンザウイルス分離・検出速報(9月10日現在報告数)によると、分離・検出されているウイルスは、ほとんどが新型インフルエンザ(A/H1N1)となっている。

図2 沖縄県の推移

表1 24都道府県で増加(36週から37週への増加率が大きい自治体から表示)

36週37週37週/36週
全国2.62 3.21 1.23
宮崎県1.78 3.54 1.99
群馬県1.00 1.96 1.96
山梨県1.63 3.18 1.95
東京都3.66 5.91 1.61
福岡県3.58 5.50 1.54
宮城県3.85 5.90 1.53
神奈川県2.57 3.92 1.53
長崎県2.73 4.16 1.52
千葉県3.00 4.51 1.50
埼玉県2.63 3.95 1.50
兵庫県2.50 3.61 1.44
福島県1.24 1.79 1.44
和歌山県1.28 1.82 1.42
佐賀県1.69 2.36 1.40
北海道3.53 4.88 1.38
高知県2.81 3.75 1.33
滋賀県2.50 3.08 1.23
大阪府4.26 5.20 1.22
秋田県1.13 1.27 1.12
熊本県1.85 2.03 1.10
奈良県1.93 2.07 1.07
三重県1.54 1.60 1.04
鹿児島県1.41 1.45 1.03
岐阜県1.46 1.49 1.02
茨城県1.57 1.56 0.99
栃木県1.39 1.38 0.99
長野県1.33 1.32 0.99
京都府3.19 3.15 0.99
山口県0.89 0.87 0.98
香川県2.09 2.02 0.97
富山県1.10 1.06 0.96
青森県0.69 0.65 0.94
大分県2.72 2.55 0.94
愛知県2.02 1.87 0.93
岩手県2.61 2.41 0.92
新潟県1.39 1.18 0.85
広島県1.46 1.23 0.84
鳥取県2.03 1.69 0.83
石川県1.04 0.85 0.82
山形県2.00 1.60 0.80
静岡県1.26 0.96 0.76
福井県2.25 1.63 0.72
島根県2.08 1.47 0.71
愛媛県0.87 0.56 0.64
岡山県0.96 0.61 0.64
沖縄県22.66 13.38 0.59
徳島県1.74 0.84 0.48