都道府県がまとめているインフルエンザ定点当たり届出数を調べた結果、36週(8月31日から9月6日)時点で、全国で2.70人となった。32週に0.99人と流行の目安とされる1人に迫った以降、4週連続の増加となった。前週との比較では、宮城県、北海道、岩手県などで急増した。

 36週の特徴の1つは、沖縄県で34週の46.31人をピークに2週連続で減少した。しかし、依然として22.66人と全国で最も高い水準にある(図1)。

図1 沖縄県の定点当たり届出数の推移(編集部調べ)

 流行の目安とされる1人を超えているのは42都道府県で、前週より2県減少した。沖縄県以外では、大阪府が4.26人となっており、宮城県が3.85人、東京都が3.66人、福岡県が3.58人、北海道が3.53人などとなっている(図2)。

 前週より増加したのは26都府県で、前回と変わっていない(表1)。増加率では、宮城県が1.42人から3.85人へ2.7倍となったほか、北海道も1.62人から3.53人へ急増した。このほか、岩手県、栃木県、長崎県などで増加が目立っている。

 国立感染症研究所のインフルエンザウイルス分離・検出速報(9月8日現在報告数)によると、分離・検出されているウイルスは、ほとんどが新型インフルエンザ(A/H1N1)となっている。

図2 沖縄県以外の定点当たり届出数の推移(図では上位の都道府県を明記、編集部調べ)

表1 インフルエンザ定点当たり届出数が前週より増加した自治体(編集部調べ)

 35週36週36週/35週
全国2.51 2.70 1.08
宮城県1.42 3.85 2.71
北海道1.62 3.53 2.18
岩手県1.34 2.61 1.95
栃木県0.84 1.39 1.65
長崎県1.69 2.73 1.62
和歌山県0.86 1.28 1.49
京都府2.37 3.19 1.35
大阪府3.20 4.26 1.33
鳥取県1.55 2.03 1.31
福岡県2.83 3.58 1.27
東京都3.01 3.66 1.22
兵庫県2.08 2.50 1.20
広島県1.22 1.46 1.20
岐阜県1.24 1.46 1.18
奈良県1.67 1.93 1.16
青森県0.60 0.69 1.15
香川県1.83 2.09 1.14
山梨県1.45 1.63 1.12
神奈川県2.31 2.57 1.11
滋賀県2.27 2.50 1.10
三重県1.40 1.54 1.10
福井県2.13 2.25 1.06
島根県1.97 2.08 1.06
山形県1.90 2.00 1.05
千葉県2.95 3.00 1.02
埼玉県2.60 2.63 1.01
高知県3.00 2.81 0.94
群馬県1.10 1.00 0.91
石川県1.15 1.04 0.90
長野県1.51 1.33 0.88
静岡県1.44 1.26 0.88
佐賀県1.95 1.69 0.87
愛知県2.34 2.02 0.86
新潟県1.70 1.39 0.82
宮崎県2.20 1.78 0.81
岡山県1.21 0.96 0.79
熊本県2.35 1.85 0.79
茨城県2.04 1.57 0.77
山口県1.18 0.89 0.75
鹿児島県1.87 1.41 0.75
徳島県2.31 1.74 0.75
大分県3.72 2.72 0.73
福島県1.86 1.24 0.67
愛媛県1.33 0.87 0.65
沖縄県36.00 22.66 0.63
秋田県1.85 1.13 0.61
富山県1.91 1.10 0.58