写真1 透析使用時のバリフード

 高砂熱学工業(東京)は国立病院機構仙台医療センターと共同で、インフルエンザの感染が疑われる透析患者用の医療用簡易隔離フード「バリフード」(写真1)を開発し、9月から発売に入った。感染が疑われる透析患者から、同じ部屋で透析を受けているほかの患者へ感染が広がることを防ぐことを目的とした装置。感染疑いの患者用の透析室を新たに用意することが難しい医療機関も少なくない中、個々の患者に応じて対応が可能な「バリフード」への期待は大きい。

 「バリフード」は、ビニールカーテン製のフードと、HEPAフィルタでろ過した清浄空気をフード外に送り出すファンフィルタユニットで構成されている。ファンフィルタユニットは、フード内を陰圧に保つ機能を併せ持つ。フードの交換だけで、人工透析用と外来待合室用の使い分けが可能だ。外来待合室用は、インフルエンザ感染疑いの患者が事前予告なく外来にやってきた場合に対応するもので、外来待合室での簡易隔離装置として使用する。

 定価は37万5000円(税別)で、当初発売目標を1000台としている。