国立感染症研究所は9月2日、新型インフルエンザ診断ガイダンスを公開をホームページで公開した。「迅速診断キットの性能は病原診断として完璧なものではないという認識を持って使用すべき」と言及。その上で、新型インフルエンザの診断は、「迅速診断キットの結果に関わらず、臨床的な総合診断を中心にするという診療スタンスが望ましい」と訴えている。

 診断ガイダンスでは、診断の基本的な考え方、迅速診断キット、RT-PCR検査の3項目について解説している。その中で、新型インフルエンザの診断は、「地域や職場、家庭内、学校における流行の状況ならびに有症状者との接触の有無や程度を勘案」すべきとし、迅速診断キットに頼りすぎないよう求める内容となっている。

 その上で、米CDCが提案している「迅速診断キット使用のアルゴリズム」を提示。アルゴリズムでは、迅速診断キットでA型陰性、B型陰性であっても、「インフルエンザウイルスの感染が否定できない」と解釈すべきとしている点を紹介している。


■国立感染症研究所
新型インフルエンザA(H1N1)の診断ガイダンス