図1 第32週の定点当たり届出数、6都府県で「1人」超える

 沖縄県でインフルエンザ流行注意報が発令されるなど感染拡大の懸念が広がっているが、東京都や大阪府、奈良県などでも、インフルエンザの定点当たり届出数が流行開始の目安とされる「1人」を超えていることが分かった。ウイルスの検出状況をみると、東京都では最近の報告ではほとんどが新型であり、例年は終息しているこの時期の流行は、新型インフルエンザの感染拡大を反映したものとみられる。

 各都道府県がまとめている第32週(8月3日から9日まで)の定点当たり届出数をみると、沖縄県が20.36人と突出して多かった。沖縄県以外では、奈良県が1.85人、大阪府が1.80人、東京都が1.68人、長崎県が1.50人、長野県が1.44人と続いている(図1)。

 この6都府県では、流行開始の目安とされる「1人」を超えており、今後の動向を注視すべきだ。このほか、三重県が0.99人、兵庫県と茨城県がそれぞれ0.91人で続いている。

 沖縄県では検出されたA型の95%以上が新型インフルエンザウイルスであり、また、東京都や大阪府などでも最近の報告のほとんどが新型であった。このため、この夏の流行は新型の感染拡大を反映しているとの見方が強い。