図1 沖縄県のインフルエンザの動向

 流行注意報が発令されたばかりの沖縄県で、インフルエンザの流行が拡大している。第32週(8月3日〜9日)の定点当たり報告数は20.36人となった。届出患者数も1181人と1000人を超え、全国の4630人の4分の1に達している。

 沖縄県は8月6日、第31週(7月27日〜8月2日)の定点当たり報告数が10人を超えたため、インフルエンザの流行注意報を発令した。流行の特徴は、例年のB型ではなくA型が優位である点で、また、ほとんどの報告が新型インフルエンザ患者であると見られることから、県としては「今後さらに拡大する可能性がある」とし注意を促していた。

 例年、夏場にもインフルエンザ流行のピークがある沖縄県では、そのほとんどはB型によるものだった。今年も第21週(5月18日〜24日)に定点当たり報告数が10人を超えたため、流行注意報を発令していた。

 その後、報告数は減少したが、7月末から再び増加し、再度、定点当たり報告数が10人を超えた(図1)。ただ、今回はB型ではなくA型が優位であり、例年とは異なった流行となっていた。県福祉保健部によると、現在、沖縄県でA型インフルエンザと診断された患者の95%以上が新型インフルエンザとなっており、今回の流行は新型によるものと推測している。

 なお、第32週の全国の定点当たり報告数は0.99人で、5週連続で増加している。