新型インフルエンザ発生から3カ月が過ぎました。4月から7月末までに「パンデミックに挑む」で掲載した記事は、186本にのぼります。この間の閲覧ランキングを調べたところ、1位は「N95マスク・防じんマスクDS2のフィットテストビデオ、You tubeで公開」でした。「厚生労働省、新型インフルエンザの症例定義を発表」が2位、「【続報】WHOがフェーズ4を宣言、日本での対策はどう動くのか」が3位でした。以下、よく読まれた記事から上位10本を紹介します。

【1】N95マスク・防じんマスクDS2のフィットテストビデオ、You tubeで公開(4/27)
 厚生労働省の「新型インフルエンザ大流行時の公衆衛生対策に関する研究」(主任研究者;押谷仁・東北大学大学院医学系研究科微生物学分野教授)によって生まれたN95マスク・防じんマスクDS2のフィットテストビデオ(写真)が、このほどYou tubeで公開された。研究メンバーの1人である北里大医学部衛生学・公衆衛生学助教の和田耕治氏は、「新型インフルエンザの流行初期にマスクを使用する際には、フィットテストを事前にしておく必要がある」とし、その際のツールに活用して欲しいと話している。

【2】厚生労働省、新型インフルエンザの症例定義を発表(4/30)
 厚生労働省は4月29日、新型インフルエンザ(豚インフルエンザ・A/H1N1)の症例定義を発表した。それによると、今回の新型インフルエンザは「新型インフルエンザウイルス(豚インフルエンザウイルスH1N1)の感染による感染症」と定義し、臨床的特徴としては「咳や鼻水等の気道の炎症に伴う症状に加えて、突然の高熱、全身倦怠感、頭痛、筋肉痛等を伴う」と定めた。いち早く国内発生を把握することが目的で、海外発生期である現時点においては、この症例定義や届出基準(表1)に基づき「感染症が疑われる患者の異常な集団発生」を確認した医療機関は、直ちに最寄の保健所の届け出ることを求められる。

【3】【続報】WHOがフェーズ4を宣言、日本での対策はどう動くのか(4/28)
 世界保健機関(WHO)は日本時間の4月27日、当初予定を早め再度緊急委員会を開催し、28日未明、フェーズ4への引き上げを決定した。これを機に、日本ではどのような対策が動き出すのか。この2月に公表された「新型インフルエンザ対策行動計画」に沿って、今後の動きを確認しておきたい。

【4】[レビュー]あなたを守るはずのマスクは本当に大丈夫なのか(6/18)

【5】【新型インフルエンザの今】“パナソニックショック”の実態と帯同家族帰国の死角(4/8)

【6】メキシコの豚インフルエンザ、感染者は1004人、死亡は68人に(4/25)

【7】大阪府と府医師会、「新型インフルエンザ診療マニュアル」を公表(5/11)

【8】外務省、豚インフルエンザ感染で渡航者らに注意喚起(4/25)

【9】まん延期での「診療継続計画」をどうするか(5/1)

【10】【シリーズ・開発最前線】ダチョウの卵で鳥インフルエンザ抗体を大量生産(2008/7/7)