オーストラリア政府の発表によると、同国の新型インフルエンザの累積患者数は7月29日時点で2万109人となり、2万人を超えた。感染者の増加に伴い入院例も増えており、7月末には現在入院中の人が400人前後に上っている。このうちICUでの治療を受けている人は100人前後で推移しており、死者数は累計で58人となった。

 オーストラリアでは、7月1日時点で累計患者数は4370人だった。この1カ月足らずで5倍近くに急増したことになる。新規感染者数は、7月上旬は1日当たり500人を超える日は3回ほどだったが、中旬以降は5回に増え、下旬に入ってからは1000人を超える日も少なくなかった(図1)。

図1 オーストラリアの新型インフルエンザの現状(患者数の動向)

 感染者の増加に伴い入院事例も増え、7月上旬に500人前後だった累計入院者数は、7月末には2394人と4倍以上に達している(図2)。現在も入院中の人は、月末にかけて増加し、最近は400人前後に達している。ICUでのケアを受けている患者数は、中旬以降、100人前後で推移している。

 死亡例は、7月1日時点で累計7人だったが、30日時点では58人と急増している。

図2 オーストラリアの新型インフルエンザの現状(入院、死亡例の動向)