新型インフルエンザにおいてもハイリスク群である糖尿病患者に対して、「秋以降の流行に備え診療体制の見直しに入った」と回答した医師は18.9%に留まっていることが分かった。日経メディカル オンラインが6月に実施した「2型糖尿病の薬物治療に関する調査2009」で明らかになった。

 調査では、糖尿病診療をめぐる最近のトピックスとして新型インフルエンザも取り上げ、どのような行動をとったかを尋ねた。

 その結果、「糖尿病患者に、季節性インフルエンザと同様、ハイリスク群であることを説明した」が51.1%、「糖尿病患者に、十分なインフルエンザの予防対策をとることを指導した」が49.3%となり、5割前後の医師は患者に対する説明と予防策の指導に乗り出していることが分かった(図1、複数回答)。

 ただし、「秋以降の流行の第2波に備え、診療体制の見直しに入った」は18.9%に留まっていた。「糖尿病患者用に、抗インフルエンザ薬の確保策について検討に入った」も6.1%、「糖尿病患者からの問い合わせや相談に応じる窓口を設置した」も5.5%と、医療機関としての対策に着手したのは少数派であった。

図1 糖尿病患者に対する対策は

 調査は、日経メディカル オンラインに登録している医師会員にアンケートサイトを告知し、webサイトを通じて回答を得た。調査回答数は523人(糖尿病・内分泌代謝内科12.8%、消化器内科14.3%、循環器内科19.3%、その他科目53.6%)。調査期間は2009年6月9日から6月22日。