日本の新型インフルエンザの感染は、7月に入ってから拡大している。厚生労働省のまとめによると、7月1日から13日までに新たに感染が確定した患者数は1374人となった。累計感染者数は2636人であり、その5割もが7月に入ってからの発生となっている。

 新たに感染が確認された患者数の推移をみると、6月末にかけて1日に60人前後となっていた。これが7月に入ってからは、1日に66人、2日に97人と増加、3日に76人といったん減少したが、4日には108人と急増した。その後、88人、62人、89人と推移し、8日に147人と過去最悪を記録した後は、128人、129人、140人、101人、143人と続き、依然として高水準にある(図1)。

 特徴の1つは、感染者に占める海外渡航暦のある人または海外在住の一時帰国者の割合が減少してきている点。7月の新規感染者に占める割合は20%となっているが、最近は10%台に落ちてきている。海外からの流入が続く一方で、国内での感染が広がっている事態といえそうだ。

 データは確定できた患者数をみたもので、専門家の間では、実際はこの10倍近くの感染者があるとの見方もある。患者数が増えれば、重症化例が出てくる可能性も高く、引き続き警戒を要する。

図1 日本の新型インフルエンザ感染者の推移(厚生労働省の発表をもとに作成)