日本の新型インフルエンザの感染拡大は、7月に入ってからも衰えを見せていてない。厚生労働省のまとめによると、7月1日から7日までに、新たに新型感染と確定した患者数は、586人となった。これまでの累計では1848人であり、その3割もが7月第1週に発生したことになる。

 新たに感染が確認された患者数の推移をみると、6月末にかけて1日に60人前後となっていた。これが7月に入ってからは、1日に66人、2日に97人と増加、3日に76人といったん減少したが、4日には108人と急増した。その後、88人、62人、89人と推移、6月末よりさらに高水準で推移している(図1)。依然として、感染拡大は継続していると言えそうだ。

 なお、7月第1週の感染者のうち、海外渡航暦のある人または海外在住の一時帰国者は、24%となっている。

 データは確定できた患者数をみたもの。専門家の間では、実際はこの10倍近くの感染者があるとの見方もある。患者数が増えれば、重症化例が出てくる可能性も高く、警戒を要する。

図1 日本での新型インフルエンザ感染者の推移(厚生労働省のデータをもとに作成)