小さい子どもが熱を出したとき、お母さんやお父さんはどのように対処すべきなのか−−。その答えを学ぶための絵本「おねつをだしたピーパー」(写真)が発行された。小児科医であるCharlotte Cowan氏によるヒッポ先生シリーズの第一弾で、「Peeper Has a Fever」の日本語版となる。保護者向けのQ&Aも掲載しており、出版したサイエンティスト社では「小児科や産婦人科の待合室に置くなどして、お母さんやお父さんへの情報提供として役立ててもらえれば」などと話している。

 サイエンティスト社代表取締役の中山昌子氏は、「コンビニ受診抑制の一助になればとの思いから出版を決めた」と語っている。「コンビニ受診」とは、医療機関にかかるほどでなく自然に治る場合であっても、急に熱が出たというだけで、焦って医療機関に連れて行くこと。このコンビニ受診が多発すると、重症者の対応が遅れてしまうことが危惧される。中山氏は、こうした事態を回避するためには、小さな子どもの保護者に正しい知識を持ってもらうことが大切と考え出版に踏み切った。

 絵本「おねつをだしたピーパー」の著者はCharlotte Cowan氏。訳者は仙台医療センターの西村秀一氏。子どもの発熱について(Q&A)は、太田文夫氏(おおた小児科・循環器科)が代表監修者を務めた。

 出版社はサイエンティスト社(〒150-0001東京都渋谷区神宮前2-33-12-202)。本体価格2000円(税込2100円)、210×225mmで32ページ。