世界保健機関(WHO)のフェーズ4宣言を受けて、外務省は4月28日、「感染症危険情報(メキシコ)の発出」を実行した。渡航者に対しては、メキシコへの不要不急の渡航延期を要請し、一方、在留邦人に対しては感染防止策の徹底を求めるとともに、メキシコからの退避が可能な人には「早めの退避」を検討するよう呼びかけた。

 「感染症危険情報(メキシコ)の発出」(表1)は、政府が2月に改訂した水際対策に関するガイドラインに沿って発表された。

表1 感染症危険情報(メキシコ)の発出(2009/04/28)

■渡航者向け
 :不要不急の渡航は延期してください。
■在留邦人向け
 :不要不急の外出は控え、十分な食料・飲料水の備蓄とともに、安全な場所にとどまり、感染防止対策を徹底してください」
 :「今後、出国制限が行われる可能性又は現地で十分な医療が受けられなくなる可能性がありますので、メキシコからの退避が可能な方は、早めの退避を検討してください」

 「不要不急の渡航延期」と「早めの退避」が主だが、同時に以下のような感染防止対策も提示している。また、帰国時に高熱、咳症状がみられる場合には、検疫所の健康相談室に申し出るよう求めてもいる。なお、帰宅後に同様の症状が現れた場合には、最寄りの保健所に相談し、その歳に感染地域に渡航していたことを伝える呼びかけてもいる。

■感染防止策
(1)十分な水・食糧の備蓄を行い、不要不急の外出は控える。
(2)外出する際は人混みを避ける。また、咳やくしゃみ等による感染を防ぐため、マスクを着用する。
(3)積極的に手洗いやうがいを行う。
(4)ウイルスは粘膜を介して感染するので、うかつに目、鼻、口などの粘膜部分に手で触れない。
(5)発熱や咳などインフルエンザと似た症状がみられた場合には、迷わず現地の医療機関の診療を受ける。


■外務省の海外安全ホームページ
http://www.anzen.mofa.go.jp/
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