現地時間4月26日21時のメキシコ政府の発表によると、メキシコの豚インフルエンザ感染疑い例は1614人、うち死亡例は103人となった。4月25日18時発表より、感染疑い290人、死亡22人が新たに加わった(図1)。新規症例の経緯をみると、前回の発表時点より、疑い例は30例減少したが、死亡例は9人増となった。疑い例ベースでの致死率をみると、メキシコでは6%台で推移している。

図1 発表時点での新たに確認された豚インフルエンザ感染疑い例と死亡例の推移(メキシコ)

 メキシコ以外では、豚インフルエンザ・A/H1N1のヒト感染例は、27日までに、米国で20人、カナダで6人の感染確認例(死亡例なし)があり、フランス、スペイン、ニュージーランド、イスラエルで感染疑い例が発生した。このうち世界保健機関(WHO)が豚インフルエンザの感染と確認したのは、メキシコ、米国、カナダ3国に留まっている。

 なお、WHOは25日、「国際的に懸念される緊急事態」に該当すると宣言し、加盟国に監視を強めるよう警告した。ただし、現在のフェーズを引き上げるのが妥当かどうかを決定するには至らず、さらなる情報が必要とし現状のフェーズ3のままとした。28日には、再度緊急委員会を開催し、フェーズ引き上げの検討を行う予定だ。

<関連情報>
■WHO
Swine influenza
■米国土安全保障省
Press Room
■CDC
Human Swine Influenza Investigation
■外務省
海外安全ホームページ
■厚生労働省
感染症情報