図1 鳥インフルエンザ・H5N1のヒト感染例の推移(WHOのデータより作成)。エジプトでは昨年の患者数の倍の16件に達している。今回、死亡例2例が出たことで、全体の死亡率は34.6%と悪化した。

 エジプト保健省によると、H5N1型鳥インフルエンザに感染していることが確認され、重症あるいは危篤状態となっていた患者2人が相次いで死亡した。

 死亡したのは、Shubra El Khema区の6歳男児とEl Marg地区の25歳女性。今年に入ってからH5N1型鳥インフルエンザに感染していることが確認された12例目と14例目で、21日、22日に死亡した。6歳男児は、3月22日に症状が現われ、3月28日にAin Shams大学病院に入院していた。一方、25歳女性(妊婦)は、4月6日に症状が現れ、11日にAin Shams大病院に入院していた。どちらも、他の確認例と比べて発症から入院までの時間が長いことが共通している。

 世界保健機関(WHO)のまとめによると、2006年以来、エジプトでの死亡例は25例となった。今年に入ってすでに16例のヒト感染例が確認されているが、死亡例は出ていなかった。

表1 エジプトでの鳥インフルエンザ感染者の状況(WHO発表より作成)