図1 鳥インフルエンザ・H5N1のヒト感染例の推移(WHOのデータより作成)。エジプトでは昨年の患者数の倍の16件に達した。また全体の死亡率は、26.9%まで下がった。

 エジプト保健省は4月21日、新たにH5N1型鳥インフルエンザヒト感染例が確認されたと発表した。患者は、akhmim地区の4歳男児で、4月18日に症状が現れ、Sohag熱病院に入院した。同日からタミフルによる治療を受けている。病状は安定しているという。エジプトでは今年に入ってから16例目となった。世界保健機関WHO)の東地中海地域事務局が同日、ホームページで発表した。

 Egyptian Central Public Health Laboratoriesが4月21日に、H5N1感染を確認した。病気あるいは死んだ家禽との接触歴が示唆されている。

 エジプトでは今年に入ってから、H5N1型鳥インフルエンザのヒト感染例が相次いで確認されている。WHOの発表ベースでは、1月に2人、2月に2人だったが、3月に5人に増加、4月に入ってからこれまでに7例が報告された。昨年は8例だったが、すでに倍の16例に達した。特徴的なのは、大半が1歳から2歳ぐらいの乳幼児である点。また、成人例も3例出ているが、いずれも女性となっている。 

■東地中海地域事務局のホームページ
http://www.emro.who.int/index.asp

表1 エジプトでの鳥インフルエンザ感染者の状況(WHO発表より作成)