農林水産省は4月9日、ホームページで「新型インフルエンザに備えた家庭用食料品備蓄ガイド」(写真)を公表した。新型インフルエンザが発生した場合、感染を避けるために外出を控えることが求められるが、そのための備えとして家庭で食料品を備蓄しておく必要がある。ガイドは、家庭内備蓄の品目や量の目安を示したもの。農水省では、こうしたガイドを活用して「できるだけ早期に、また計画的に食料品の備蓄に取組んでほしい」と呼びかけている。

 ガイドはまず、新型インフルエンザに備えるための留意点として、新型インフルエンザの流行は、流行開始から小康まで約2カ月間程度に及ぶと想定されていることを指摘。その上で、「できる限り長期間分、最低でも2週間分の食料品を備蓄することが推奨される」としている。

 一方で、地震災害とは異なり、新型インフルエンザが流行しても、電気やガス、水道などのライフラインを確保する対策が進められるため、「熱源や水を使った調理が可能」との見方を示し、備蓄スペースとしては「冷蔵庫も活用できる」とした。

 ただし、政府の想定では「地域的・一時的に停電等が生じるおそれ」があることも指摘しているとし、ある程度の期間の停電等を想定した対策も合わせて考えておくべきと強調している。

 ガイドは、「備蓄食料品リスト」「備蓄の取組み方」「電気、ガス、水道の供給が停止した場合への備えについて」「エネルギー補給の考え方」「備蓄をはじめるためのワンポイントアドバイス」など7項目から構成されている。実践例や献立の例も提示し、さらにチェックリストも用意するなど、取り組みやすい内容構成となっている。

 なお、監修は女子栄養大学栄養学部教授の本田佳子氏が、献立の作成は虎ノ病院栄養部部長の今寿賀子氏が担当している。 

■農林水産省のリリース
家庭用食料品備蓄ガイドの発行について