世界保健機関WHO)は4月8日、エジプトで新たに3人の鳥インフルエンザ(H5N1)のヒト感染例が確認されたと発表した。患者は、Kom Hamadaの2歳男児2人とShubra El Khemaの6歳男児。2歳男児の2人は病状が安定しているものの、6歳男児の方は重症だという。エジプトでは今年に入ってから12例目の確認例となった。ほとんどが1歳から2歳ぐらいの乳幼児で、今のところ死亡例が出ていないことがエジプト感染例の特徴となっている。

 最初の2歳患児は、3月27日に症状が現れ、3月30日にNaaora熱病院に入院した。同日からタミフルによる治療が行われている。2例目の2歳男児は、最初の男児の調査の中で確認された。3月31日に症状が現れ、4月1日にDamanhor熱病院に入院し、同日からタミフルによる治療が行われている。

 2人とも病気かあるは死んだ家禽と接触していた。この2人と密接な接触をしていた濃厚接触者が確認されたが、感染の兆候は認められていないという。

 3人目は、上記2人の例とは別の地区で確認された事例で、3月22日に症状が現われ、3月28日にAin Shams大学病院に入院した。4月3日からタミフルによる治療が行われている。この症例も症状が出る前に、病気かあるは死んだ家禽と接触していた。

 3例ともEgyptian Central Public Health Laboratory によりH5N1の感染が確認された。

 エジプトでは2003年以来、63例目となった(うち死亡例は23人)。

表1 エジプトでの鳥インフルエンザ感染者の状況(WHO発表より作成)

■WHOのリリース
Avian influenza - situation in Egypt - update 10