世界保健機関WHO)は3月23日、エジプト鳥インフルエンザのヒト感染例が確認されたと発表した。患者は38歳の女性で、病状は安定しているという。エジプトでは今年に入ってから8例目の確認例となった。これまでは、1歳から2歳の乳幼児が主だったが、8例目で初めて成人の例となった。死亡例が出ていないことは、依然としてエジプト感染例の特徴の1つとなっている。

 患者は、3月14日に発熱と頭痛の症状が現れ、同日Assiut熱病院に入院。同日からタミフルによる治療が行われ、現在、症状は安定しているという。3月18日にH5N1の感染が確認された。

 疫学調査では、病気あるいは死んだ家禽との密接な接触歴が示唆されている。

 エジプトでは2003年以来、59例目となった(うち死亡例は23人)。

表1 エジプトでの鳥インフルエンザ感染者の状況(WHO発表より作成)

■WHOのリリース
Avian influenza - situation in Egypt - update 8