今シーズンのインフルエンザの流行は、4週連続で届出患者数や定点当たり報告数が減少していたが、第9週(2月23日〜3月1日)に入って増加に転じた。各都道府県のデータを編集部で調査した結果、9週の届出患者数は全体で6万4528人となり、前週の5万7681人から7000人あまり増加した。定点当たり報告数も、12.05人から13.49人へ増加した。

 定点当り報告数をみると、流行拡大の目安とされる「警報」レベル(30人)超の都道府県は見当たらない。ただし、依然として38都道府県が「注意報」レベル(10人)超にあり、また、全国の有志が参加しているMLインフルエンザ流行前線情報データベースML-flu-DBhttp://ml-flu.children.jp/)によると、2月中旬当たりからB型が優勢になっていることから、引き続き注意が必要だ。

 都道府県別では、山形県が21.6人(前週13.67人)で最多だった。徳島県が21.20人(13.84人)、新潟県が20.60人(19.53人) 、長崎県が19.60人(13.46人)で続いている(図1、表1)。

図1 インフルエンザの流行状況(2009年第9週、編集部調べ)

表1 都道府県別に見た定点当たり報告数(2009年第9週、編集部調べ)

 特に目立ったのは、山形県(13.67人→21.60人)、熊本県(11.74人→19.63人)、宮城県(12.80人→19.39人)、長崎県(13.46人→19.63人)、宮崎県(13.96人→19.18人)などで、東北や九州地方で増加している。