Aソ連型インフルエンザウイルスが、今シーズンの流行株の59%に増加した。2月19日時点の病原微生物検出情報によると、全国的に流行に入った49週(2008年12月1日〜12月7日)以降に検出されたウイルス分離株は2337株。そのうち、Aソ連型(A/H1亜型)が1386株、A香港型(A/H3亜型)が708株、B型が243株だった(図1)。

図1 インフルエンザウイルスの検出状況(2月19日時点の病原微生物検出情報より作成。最新週ほど検査結果が出そろっていないため、数字は低く現われる)

 報告のあった45都道府県のうち、33都道府県で50%以上となっており、引き続き、全国的にAソ連型の流行が拡大傾向にあることが分かった。

 都道府県別にみると、大分県、宮崎県でAソ連型が100%となっているほか、宮城県(95.1%)、岩手県(88.5%)、北海道(88.4%)、千葉県(82.9%)、青森県(82.4%)で80%以上となっている(表1)。

表1 49週以降に検出されたインフルエンザウイルスの種類(2月19日時点の病原微生物検出情報より作成)

 H1型H3型B型H1型の割合(%)
合計138670824359.3
北海道15215588.4
青森県143082.4
岩手県232188.5
宮城県973295.1
秋田県1513151.7
山形県4961471
福島県197170.4
茨城県26131053.1
栃木県0090
群馬県103171.4
埼玉県2119843.8
千葉県346182.9
東京都278077.1
神奈川県31251841.9
新潟県357672.9
富山県8543563.9
石川県124170.6
福井県2916558
山梨県2521351
長野県5720569.5
岐阜県2431142.9
静岡県109482161.2
愛知県3610078.3
三重県1219137.5
滋賀県613228.6
京都府124170.6
大阪府45452339.8
兵庫県35752426.1
奈良県1531728.3
和歌山県1332128.3
鳥取県118057.9
島根県4137350.6
岡山県192476
広島県65421254.6
山口県128157.1
香川県3902165
愛媛県1511646.9
高知県3818661.3
福岡県1412742.4
佐賀県1211052.2
熊本県206662.5
大分県1600100
宮崎県300100
鹿児島県43057.1
沖縄県98052.9

■関連情報
1)CDC HEALTH ADVISORY<br>CDC Issues Interim Recommendations for the Use of Influenza Antiviral Medications in the Setting of Oseltamivir Resistance among Circulating Influenza A (H1N1) Viruses,<br>2008-09 Influenza Season
2)CDCが警告 米国でのインフルエンザA/H1N1流行はタミフル耐性が主流
3)2008/2009年シーズンの抗インフルエンザ薬治療指針(私案)<br>4)最新のウイルス検出状況(地研からの報告;感染症情報センター)