名大マニュアルから

 名古屋大学医学部付属病院(松尾清一病院長)は2月17日までに、「新型インフルエンザ対策マニュアルVer.1」の全文を公開した。中央感染制御部准教授の八木哲也氏は、「地域の医療体制を考える上で、問題提起になれば幸い」と公開の意義を語っている。

 名大の対策マニュアルは、各フェーズごとの名大病院の対応を示したもの(表1参照、全文はこちらのpdf)。名大病院から地域医療への意思表示との側面もあり、これを機に、地域でどのようにして新型インフルエンザに対応していくかの議論が広がることを期待している。病院内の感染症対策委員会の委員長でもある長谷川好規氏は、「新型インフルエンザ対策をテーマとした地域カンファランスの開催も実現したい」と話している。

 名大マニュアルは愛知県を想定して検討したもので、各地域にそのまま当てはめるにわけにはいかない。しかし、地域医療を支える医療機関、特に医師会や保健所、行政などといった機関が地域単位で新型インフルエンザ対策を検討する際に、貴重な参考資料となるに違いない。

■参考文献
1)名古屋大学医学部附属病院 新型インフルエンザ対策マニュアル Ver.1(全文はこちらのpdf