エジプトでも、この1カ月で4例の鳥インフルエンザのヒト感染例が確認された。世界保健機関WHO)の発表によると、1月9日に1歳9カ月女児、1月23日に2歳女児、2月2日に2歳男児、2月6日には1歳6カ月男児が発病、それぞれH5N1型鳥インフルエンザウイルスに感染していることが確認された。いずれの患者も病状は安定しているという。

 特徴は、感染者が1歳半から2歳の乳幼児が主であること。1歳6カ月男児と2歳男児では、死んだ家禽との接触歴が指摘されている。一方、2歳女児と1歳9カ月女児では、病鳥や死鳥との接触歴が示唆されている。

表1 エジプトでの鳥インフルエンザ感染者の状況(WHO発表より)

 WHOが2月9日に発表した感染確定症例数によると、エジプトでは2003年以降、これまでに55人の患者が確認されている。うち死亡は23人。世界全体では、406人(死亡254人)となった(表2)。ただし、これらの数字はWHOが検査により確定された確定例だけを報告しているもので、疑い例を含んでいない。

表2 WHOが2月9日に発表した感染確定症例数