中国鳥インフルエンザ感染者について、各衛生庁から「密接な接触者への医学観察の全員解除」の報が届いている。1月に相次いで確認された感染者8人のうち、これまでに7人で、全員の医学観察が解除となった。新たな感染者はいまのところ確認されておらず、中国の鳥インフルエンザ感染はひとまず落ち着いている。

 在中国日本国大使館によると、新彊自治区衛生庁が2月1日、1月10日に発病し23日に死亡が確認された31歳女性で、密接接触者への医学観察を全員解除したと発表した。また同日、貴州省衛生庁は、1月25日に確認された29歳男性の例で、密接接触者への医学観察を全員解除したと発表した。

 さらに2月2日には、広西自治区衛生庁が、1月26日に死亡が確認された18歳男性の例で、密接接触者への医学観察を全員解除した(表1)。

表1 中国の鳥インフルエンザ感染例の状況

 「密接な接触者への医学観察の全員解除」は、それぞれの感染例が単発で終わったことを意味する。いわゆるクラスター感染は確認されなかったわけで、ヒト‐ヒト感染が容易に起こるような状況ではないことになる。ただし、感染したウイルスについては、変異の兆候があったのかどうか、すべての例で確認されたわけではなく、今後も注意深く見守る必要がある。

■関連情報
1)在中国日本国大使館のホームページ