新たな患者確認を伝える中国衛生部のホームページ

 中国衛生部は1月24日、新たに新彊自治区H5N1型鳥インフルエンザ感染者が1人確認されたと発表した。患者は31歳女性で1月23日に死亡した。中国でのヒト感染例は今年に入ってから、北京市、山西省(湖南省で発病)、山東省、湖南省でそれぞれ1例ずつ確認されており、これで5例目となった。うち死亡は4例。

 発表によると、患者は31歳の女性で新彊自治区ウルムチ市トウ屯河区在住。1月10日に発病し入院治療を受けていたが、症状が悪化、1月23日4時40分に死亡が確認された。

 中国疾病予防コントロールセンターが1月24日に、H5N1陽性を確認した。疫学調査によると、患者は発病前に市場での家禽との接触歴があった。

 現地政府によれば、患者と密接に接触した人に対しては医学的な観察を実行しているが、これまでに異常は確認していないという。

 中国の状況を逐次発表している在中国日本国大使館は、今回の発表を確認、ホームページやメールマガジンで情報を提供した。その上で改めて、「鳥インフルエンザ発生国である中国では、引き続き、不用意に鳥に近寄ったり触れたりせず、衛生管理にも十分注意してほしい」と呼びかけている。

 なお、在中国日本国大使館によれば、1月17日に山西省で確認された2歳女児は、危篤状態から脱し、現在の容体は安定しているという。また、山西省衛生庁は、女児の密接な接触者67人に対して医学的な観察を続けていたが、観察期間が7日を経過した51人については、発熱などの症状を認めず医学観察を解除した。残り16人についても、今のところ発熱などの症状は現れていないという。

表1 中国の鳥インフルエンザ感染例の状況

■関連情報
1)感染地域滞在の注意事項「海外渡航者のための鳥及び新型インフルエンザに関するQ&A
2)在中国日本国大使館のホームページ
3)中国衛生部のリリース
4)中国でH5N1型鳥インフルエンザのヒト感染を確認、2歳女児が重体