今シーズンのインフルエンザ流行が、全国的に「流行注意報」レベルに突入した。2009年2週(1月5〜11日)の全国の定点当り報告数は11.94人となり、注意報の基準となる10人を超えた。

 国立感染症研究所感染症情報センターのまとめ(速報値)によると、全国の定点当り報告数は前週の5.36人から倍増した。35都道府県で「流行注意報」レベルに達した。

 都道府県別では、沖縄県が27.86人で最も多く、警報基準値である30人に迫っている。このほか岡山県が20.68人、福島県が15.91人、兵庫県が15.14人、山形県が14.51人、大分県が14.00人などとなっている(図1、2)。

図1 季節性インフルエンザの流行状況(2009年2週時点、国立感染研究所の速報値から)

 前週との比較では、愛媛県で1.8人から12.16人へ7倍近くに増加したほか、神奈川県(2.02人から10.77人へ)、宮崎県(2.45人から12.71人へ)、千葉県(2.41人から11.96人へ)などで急増が目立っている。東京都も2.15人から10.02人へ5倍近くに増加した。

 「10人」を超えていない自治体の中には、三重県9.85人、新潟県9.70人、山梨県9.60人、秋田県9.44人など、「流行注意報」レベルに迫っている県もあり、今後の動向に注意が必要だ。

図2 都道府県別に見た感染状況(定点当たり報告数ランキング)