世界保健機関WHO)1月7日、北京でH5N1型鳥インフルエンザで19歳女性が死亡したことを確認した。北京市衛生当局によると、この女性は2008年12月24日に入院、27日に症状が悪化、治療を続けていたが2009年1月5日に死亡した。検査の結果、H5N1型鳥インフルエンザウイルスが検出された。

 中国でH5N1型鳥インフルエンザのヒト死亡例が発生したのはおよそ1年ぶり。これでWHOに報告された中国のヒト感染例は31人となり、死亡は21人となった。

 新華社電などによると、患者の自宅周辺の綿密な調査を開始したが、自宅および周囲10km圏内で飼育されている家禽はなかった。また他の地区の疫学調査でも、家禽の異常は認められていないという。女性は北京郊外の市場でカモを購入していたと報じられており、カモの処分後に体調を崩したと見られている。

 WHOは同日、ベトナムでも8歳の少女がH5N1型鳥インフルエンザに感染したことを確認した。この少女は鶏肉を食べた後の昨年12月27日に肺炎を発症し、2009年1月2日に入院した。少女は回復に向かっている。

 ベトナムで確認されたヒト感染例は107人(死亡は52人)となった。