北海道で今シーズンのインフルエンザ流行が、「流行注意報」レベルに突入した。51週(12月15〜21日)の定点当り報告数は17.25人となり、注意報の基準となる10人を超えた。

 国立感染症研究所感染症情報センターのまとめ(速報値)によると、全国の定点当り報告数は4.68人となり、前週の2.79人から倍近く増加した。

 都道府県別では、北海道が17.25人で最も多く、兵庫県8.62人、宮城県8.14人、山口県7.76人と続いた。岡山県と福島県が7.49人、大阪府が6.61人となっている。

 51週時点で、43都道府県で流行の目安とされる「1人」を超えた(図1)。「1人」を超えていないのは、高知県、宮崎県、石川県、熊本県だけとなった。

図1 全国の定点当り報告数の推移(国立感染症研究所感染症情報センター、速報値)

 都道府県別インフルエンザウイルス亜型分離・検出報告をみると、12月25日現在、H1型が90件、H3型が144件、B型が70件となっている。依然として混合型の様相を呈している。

 「流行注意報」レベルに突入した北海道からは、H1型が25件、H3型が3件で、B型は今のところ検出されていない。

 日本では、今シーズンにあって耐性ウイルスの確認情報は出されていないが、H1型については、米国ではタミフル耐性株が主流との報告が出されており、注意深く監視していく必要があろう。

 (三和 護=日経メディカル別冊)