WHOは9月10日、鳥インフルエンザのヒト感染例のデータを発表した。前回の6月19日以降、新たにインドネシアから2例の報告があり、合計で387例となった。そのうち死亡者数は245人(64%)で、依然として高い致死率を保っている。

 2例はインドネシアで7月に発生した事例で、38歳の男性と20歳の男性。38歳男性(Tangerang Municipality在住)は7月4日に症状が現れ、同月9日に入院、翌10日に死亡した。この男性の家の近くには養鶏場があり、自由に歩き回る鶏と接触する機会はあったようだ。

 一方、20歳男性(Tangerang District在住)は、7月20日に症状が現れ、29日に入院したが31日には死亡している。こちらの男性は、男性自身に症状が現れる前に、飼っていたニワトリが死んでおり、またこの間に飼育していたニワトリを処分し食べていたという。

 表1を見る限り、インドネシア以外の国からの報告例は落ち着いてきいるといえそうだ。ただ、依然としてインドネシアは新たな事例が継続的に発生しており、今後とも注意深く監視していく必要がある。

9月10日現在の状況(WHO)による