インドネシアの北スマトラ州アサハン県のアイルバトゥ(Air Batu)村で、鳥インフルエンザのヒト集団感染の疑いが持ち上がっていた件で、インドネシア保健省は8月9日、検査の結果、鳥インフルエンザは陰性だったと発表した(関連情報)。

 感染症速報-mail データベースProMED)が8月6日配信した情報によると、すでに3人が死亡し、さらに13人が高熱と呼吸困難といった鳥インフルエンザ様の兆候を示し入院していた。

 13人のうち2人(乳幼児の男の子と7歳の女児)は、州都メダンのアダム・マリック病院の鳥インフルエンザ隔離ユニットへ移送。病院の広報担当によると、2人の子どもの血液検査の結果を待っている段階で、まだ鳥インフルエンザかどうかの確認は取れていなかった。

 男の子の父親の話として、村では1週間前に多くの家禽が死亡し、その後赤ちゃんが高熱と呼吸困難になったという。こうした証言もあり、鳥インフルエンザの集団感染が疑われたわけだが、検査結果で陰性だったことが確認されたことでひとまず収束に向かいそうだ。

(三和護=日経メディカル別冊)

【関連情報】
1)インドネシア保健省