感染症速報-mail データベースProMED)が8月6日配信した情報によると、インドネシアの北スマトラ州アサハン県の村で、鳥インフルエンザのヒト集団感染の疑いが持ち上がっている。

 北スマトラ州アサハン県キサラン病院の担当看護師によると、すでに3人が死亡し、さらに13人が高熱と呼吸困難といった鳥インフルエンザ様の兆候を示し入院しているという。

 13人のうち2人(乳幼児の男の子と7歳の女児)は、州都メダンのアダム・マリック病院の鳥インフルエンザ隔離ユニットへ移送された。病院の広報担当によると、2人の子どもの血液検査の結果を待っている段階で、まだ鳥インフルエンザかどうかの確認は取れていないという。

 男の子の父親は、村では1週間前に多くの家禽が死亡し、その後赤ちゃんが高熱と呼吸困難になったと話している。 

 ProMEDとは、米の科学者組織Federation of American Scientists による新興感染症モニタリングのプロジェクト。メーリングリストを使って感染症の発生・研究・制御などに関する報告や議論を行っている。情報の信頼性は記事により異なり、時には誤った情報が含まれることもあるが、世界中から情報が集まるので、グローバル化した感染症の異常を把握するのに役立っている。

(三和護=日経メディカル別冊)