ホスピタルショウ「日立」、グループ力結集したヘルスケアソリューション

「指静脈認証管理システム」

「指静脈認証管理システム」

 日立製作所では、主力製品である電子カルテシステム「HIHOPS-HR」に加えて、院内の情報セキュリティを高める、ユニークなソリューションを展開した。

 「指静脈認証管理システム」は、文書管理や内部統制強化を目的に、企業一般で導入できる汎用製品で、さまざまなシステムと連携させることでシステムへのなりすましによる不正利用を防止できる。「指静脈は体内にあるので、肌荒れなどの影響を受けやすい指紋など体表の情報を使って認証するシステムより他人受入率が低く、認証スピードが早い。導入しておくだけでも抑止効果があり、医療機関での採用事例が増えている」(同社セキュリティ・トレーサビリティ事業部の桑田賢治氏)と、医療分野での拡販を見込む。

 一方、「PocketClient」は、専用のUSBを差し込むだけでパソコンをシンクライアント化できるツール。「PCの画面に表示した情報は許可がなければ勝手にプリントアウトできない、などの制限をかけられる。重要データを守らなければならない公共機関などで導入が進んでいる」(同社日立情報制御ソリューションズの伊藤修二氏)という。2008年5月にリリースした「PocketClientオフライン機能サポート版」は、サーバーアクセスキーとデータストレージを一体化したもの。ネットワーク環境がない場合でも、USBメモリ中のデータを参照して、プレゼンテーションなどを行える。

「ヘルゼアネオ」のインターフェース

「ヘルゼアネオ」のインターフェース

 日立メディコでは、100〜300床程度の中〜小規模病院向け電子カルテ「Open-karte」を展示した。診療や看護、リハビリなどの各部門の業務をサポートするトータルパッケージが特徴だ。「Webベースなので、コンテンツ閲覧用の専用ソフトをはじめ、メンテナンス時における各端末の設定作業が不要。クライアントサーバー型のシステムに比べて、電子カルテの運用が行いやすい」(同社メディカルIT事業部の板垣恵氏)。日立製作所の医療事務システム「HIHOPS-CS」などとの連携性の高さも訴求した。

 健診システムでは「ヘルゼア」シリーズを披露した。検査データを健診業務システム「ヘルゼアネオ」に入力すると、システム側で健康状態を判定。「特定保健指導の業務支援システム「ヘルゼアウィリング」と連携させることで、初診から最終指導まで支援スケジュールを自動的に展開できる」(同社メディカルIT事業部営業技術グループ主任の中島茂氏)のが特徴だ。

「べてらん君コラボ」。画面中央にレセプトチェックの進捗状況が表示されるが、デモで

「べてらん君コラボ」。画面中央にレセプトチェックの進捗状況が表示されるが、デモでは、100件のチェックは数秒で終了していた

 日立メディカルコンピュータでは、診療所向けの電子カルテシステム「Hi-SEED」と「Doctor-SEED」、レセプト院内審査支援システム「べてらん君コラボ」を展示・アピールした。(柏崎 吉一=委嘱ライター)


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