ホスピタルショウ「富士通」、より診療に役立つ電子カルテを前面にアピール

富士通ブースの外観

富士通ブースの外観

 電子カルテソリューションの最大手ベンダーの富士通は、7月7日に販売を開始した「HOPE/EGMAIN-GX」を中心に展示・プレゼンテーションを行った。販売開始間もないこと、同社のこれまでの電子カルテのノウハウを結集した次世代型電子カルテとして、来場者の多くの注目を浴びた。

●直感的に操作できる画面、診療データの活用で現場に付加価値情報を提供

 大・中規模向け電子カルテ「HOPE/EGMAIN-GX」は、電子カルテ導入で国内トップシェアの実績やノウハウを活かし、診療現場の声を集約しながら、「入力して参照する電子カルテから、もっと診療に役立つ電子カルテへ」をキーワードに、幅広い現場ニーズに応える標準機能の充実を図っている。展示ブースのメインステージでは、医療スタッフが直感的に操作できることを目指した画面デザインや電子カルテの表現力向上、さらに診療データを現場で有効に活用できる新機能をプレゼンテーションした。

「HOPE/EGMAIN-GX」は注目を集めていた

「HOPE/EGMAIN-GX」は注目を集めていた

 直感的な操作性によって、業務の効率化を支援するきめ機能としては、外来患者用診療カレンダーや看護のポータルとなる経過表機能の拡充がある。外来診療カレンダーは、予約や検査がある日のみを表示し、カレンダー上でオーダー入力ができるようになっている。また、経過表は、看護業務においてはポータル画面として機能し、指示受け・実施入力・看護記録の記載などを可能にしている。指示に実施から記録までが経過表1つで完結できるため、看護師のワークフローに沿った展開で業務の効率化が図られるという。

 一方、日々蓄積される診療データをリアルタイムに処理することにより、診療現場に付加価値のある情報活用を提供する機能として、「ナレッジセット」「eXchart」および「ヒストリカルビュー」「マルチカルテビューワ」(いずれも仮称)の4機能が実装された。「ナレッジセット」「eXchart」機能は、「入力・参照する電子カルテから、学習し、診療を支援するカルテへ」をコンセプトに開発されたもの。

セミナーステージの注目度も高かった

セミナーステージの注目度も高かった

 特に「ナレッジセット」機能は、蓄積されたオーダー情報を従来の患者単位の切り口から、利用者ごと・診療科・病院全体のノウハウとして活用。マイニングされた過去のオーダー情報、服薬経過などを基にして新患の処方オーダーの組み立てが簡単でき、オーダー発行の効率化が可能になる。

 また、「ヒストリカルビュー」「マルチカルテビューワ」は、患者の診療履歴や最新状態の「見える化」をねらったもの。「マルチカルテビューワ」は従来のように過去の診療データを1画面ずつ開いていくことなく、その患者の治療経過を1画面に表示し、そこから詳細情報に展開できるよう思考に沿った操作性を実現したという。

 「HOPE/EGMAIN-GX」はブース内の展示コーナーでも大々的に紹介されたが、多くの来場者の関心を集め、コーナー前は常に渋滞状態。説明担当者に突っ込んだ説明を求める光景が見られた。(増田 克善=委嘱ライター)

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