タブレット端末を活用した「巡回診療支援システム」、NTTデータが福島医大へ無償提供【震災復興】

 NTTデータは、東日本大震災の被災地医療を支援するため、福島県立医科大学に対して「巡回診療支援システム」を無償で提供すると発表した。このシステムは、福島医大が主に避難所などで実施している巡回診療を支援するため、NTTデータが約3週間掛けて構築した。クラウド・サービスとタブレット端末を活用したシステムである。

 東日本大震災の発生後、福島医大は福島県内の避難所住民に対して巡回診療を実施してきた。しかし、診療記録を紙媒体で管理しているため、情報の共有や検索・確認が困難だった。このため、医師が同じ内容を何度も受診者に確認しなければならなかったという。

 今回NTTデータが構築した巡回診療支援システムを利用すれば、医師がタブレット端末を利用して、巡回先から過去の受診記録を確認できる。システムのデータベースには、これまで紙で管理してきた診療結果が、スキャナーで読み取られ電子的に保存してある。これを、現場の医師が、対応するタブレット端末であるNTTドコモの「GALAXY Tab」を利用して確認しながら診療に当たる。

 なお、今回のシステムのネットワークと情報管理については、厚生労働省の「医療情報システムの安全管理に関するガイドライン」に準拠したセキュリティ対策を実施しているという。

(小谷 卓也=デジタルヘルスOnline

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