富士通、SaaS型地域医療ネットワーク「HumanBridge」の販売を開始

 富士通は10日、SaaS型の地域医療ネットワークソリューション「HumanBridge(ヒューマンブリッジ)」を販売開始したと発表した。

 このサービスは、地域医療連携を実現する機能を、システム導入ではなくネットワークを通じたSaaS型ソリューションとして提供するもの。中核病院や診療所、介護施設など、地域の複数の医療機関が個別に保持する診療情報、検査結果、医用画像、レポート情報などの患者の情報を、データセンターを中継してネットワーク経由でどの医療機関からも確認できる。ユーザーは、クラウドコンピューティングなどの技術を利用して、診療所から中核病院への患者紹介や病院間の入院患者移動などを含めた地域医療連携を実現できる。

 SaaS型なので、ネットワークやシステムを新たに構築・保有する必要はなく、インターネットに接続できるPCと電子カルテシステムを用いて、短期間でサービスを利用できるようになる。セキュリティ面を考慮して、電子カルテシステムに登録されている患者の情報は、各医療機関に設置するサーバーに保持。富士通のデータセンターを中継して、相互にリアルタイムで連携させる。HL7やDICOMなどの医療情報交換のための標準規格、SS-MIX標準化ストレージ技術を採用しており、異なるベンダーの電子カルテシステムを利用している医療機関間で情報を共有できる。

HumanBridgeの概要図

 
 価格は10万円/月から(中継センターとして富士通データセンターを利用する場合の価格)。患者情報が登録されている各医療機関の電子カルテシステムへの接続には、サーバーの導入が必要となる(1000万円から)。富士通では、2013年3月末までに300医療機関への導入を目標としている。

(本間 康裕=医療とIT 企画編集)

ページの先頭へ戻る

関連記事

Information PR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 採用面接に妻同席、空気を一変させたある一言 医師ヘッドハンティングの舞台裏 FBシェア数:13
  2. 58歳男性。口唇の皮疹 日経メディクイズ●皮膚 FBシェア数:0
  3. 院長の「腹心」看護師の厳しすぎる指導で退職者続出 院長を悩ます職員トラブル大研究 FBシェア数:5
  4. 腰椎手術後に低酸素脳症、麻酔医らの過失認定 判例に学ぶ 医療トラブル回避術 FBシェア数:1
  5. 認知症ではないと診断した患者が事故を起こしたら医… プライマリケア医のための認知症診療講座 FBシェア数:431
  6. なくならないアカハラ、学外機関設置で予防を 記者の眼 FBシェア数:28
  7. これからは早期からの在宅ケアの時代? Dr.西&Dr.宮森の「高齢者診療はエビデンスだけじゃいかんのです」 FBシェア数:72
  8. 免許更新の認知症診断に医療機関は対応できるか リポート◎3・12道交法改正で対象者は年間5万人 FBシェア数:132
  9. オーソライズド・ジェネリックへの釈然としない思い… 熊谷信の「薬剤師的にどうでしょう」 FBシェア数:45
  10. 逆流性食道炎のリスク因子に男女差あり 学会トピック◎第13回日本消化管学会総会学術集会 FBシェア数:2