医療情報の安全管理を目指す「医療情報システム監査人試験制度」を5月から開始

 医療情報システムの普及を推進する財団法人医療情報システム開発センター(MEDIS-DC)は、「医療情報システム監査人試験制度」を創設し、5月から試験を実施すると発表した。医療情報システムの運用や開発に従事する技術者の安全管理に関する知識やスキルを評価するもの。なお、認定業務などは、別法人の一般社団法人医療情報安全管理監査人協会(4月設立予定)が実施する。これは、試験と教育の実施主体を分けることで、制度の客観性を担保するのが目的である。

 最近IT技術を活用して、病院間や病院と診療所、地域の医療機関同士などの間で医療情報の連携が進んでいる。また「どこでもMY 病院」のように、国民が自らの医療・健康情報を活用する構想も登場している。一方で、こうした連携がすすめば、当然情報漏えいなどのセキュリティリスクが高くなる。

 もちろん、現在でもセキュリティに関するガイドラインが各省庁から発表されている。 岼緡転霾鵐轡好謄爐琉汰幹浜に関するガイドライン」(厚生労働省)、◆岼緡転霾鵑鮗託管理する情報処理事業者向けガイドライン」(経済産業省)、「ASP・SaaS 事業者が医療情報を取り扱う際の安全管理に関するガイドライン」(総務省)だが、こうしたガイドラインが厳格に順守されているとは言えない状況にある。

 「医療情報システム監査人試験」は、こうした状況下で医療情報に関するセキュリティの意識を高めると同時に、監査スキルを向上させるなど医療情報システム関連技術者の能力や地位の向上も狙っている。試験の詳細はこちらを参照のこと。

(本間 康裕=医療とIT)

ページの先頭へ戻る

関連記事

Information PR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 近所で有名な「怖い看護師さん」の処遇に悩む 榊原陽子のクリニック覆面調査ルポ FBシェア数:7
  2. ヒドすぎる医療シーンに仰天「これが魔術か…」 薬師寺泰匡の「だから救急はおもしろいんよ」 FBシェア数:12
  3. 息子が中学受験、それでも地方に転職した医師の決断 医師ヘッドハンティングの舞台裏 FBシェア数:7
  4. 今年の大学医学部入試の問題から(その2) 松原好之の「子どもを医学部に入れよう!」 FBシェア数:12
  5. 画像診断報告書の確認漏れが起こる理由 リポート◎指摘の見落とし、連携不足、多忙など改善点は多く FBシェア数:222
  6. 山形県の麻疹感染で3次感染例を確認、研修医も感染 パンデミックに挑む:トピックス FBシェア数:174
  7. その免疫療法、本当に推奨できますか? トレンド◎あらゆる癌免疫療法に言及した日本初のガイドライン発行 FBシェア数:432
  8. これで確定申告できるの? 頼りない税理士に怒り 開業の落とし穴 FBシェア数:2
  9. 日本人NVAFのための脳梗塞リスクスコア開発 学会トピック◎第81回日本循環器学会学術集会 FBシェア数:109
  10. 医師国試の合格率は88.7%、大学別合格率は? 8533人の新医師が誕生、合格率は90%を切る FBシェア数:1976