【第30回医療情報学連合大会】iPadで診察前に問診を、タッチパネル式アプリケーション開発

人体のイラストを見て治療して欲しい場所を特定できるシェーマ入力

 パルソフトウェアサービス(愛媛県松山市)は、病院で診察前に記入する問診票を電子化するアプリケーションを、第30回医療情報学連合大会に出展した。製品名は「BEAR-D」で、今年11月に発売した。タッチパネル式端末(iPad)にインストールして使用する。愛媛大学医学部附属病院医療情報部などと共同で開発した。

 老人や子供でも比較的短い時間で問診表の記入ができるように、指で選択肢を指定するタッチパネル式を採用。人体のイラストを見て治療して欲しい場所を特定できる(シェーマ入力)のに加えて、痛さや苦しさの程度もライン(ビジュアルアナログスケール)上で指を動かして入力できる。

 同社の調査では、紙の問診票は平均13分に対し、iPadは平均6分しかかからなかった(調査対象37人)。また、患者のイライラを軽減させるため、問診の進捗度合いが目で見て分かるスケールも付属している。また、問診票は疾病別などで複数作成して保存できる。

ビジュアルアナログスケールで入力できる

 XMLデータとして蓄積されるため、電子カルテシステムとも連動が図れる。電子カルテシステムには、無線LANかモバイル通信でデータを送付する。ある程度の数量が蓄積されれば、患者の傾向を分析するなどデータの二次的利用も可能になる。

 価格は、iPad3台を運用するシステムで30万円程度(アプリケーションのみで、iPadやPCなどハードウエアは含まない)。パルソフトウェアサービスは、来年3月までにiPadベースで100台の販売を見込んでいる。

(本間 康裕=医療とIT)

ページの先頭へ戻る

関連記事

Information PR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. FFR-CTの導入で冠動脈造影が減り医療費も削減 学会トピック◎第82回日本循環器学会学術集会 FBシェア数:98
  2. 一過性神経症状も適応 失神は撮像の必要なし 今さら聞けない画像診断のキホン FBシェア数:35
  3. 毛細血管まで鮮明、「8K腹腔鏡」手術の実力 リポート【動画付き】◎高精細な映像は手術をどう変える? FBシェア数:58
  4. 話題の総合診療専門医、初年度184人ってどう? 特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-6》 FBシェア数:17
  5. OD錠のODって何の略? クスリの名前 探検隊 FBシェア数:39
  6. 他の裁判より難しい医療訴訟、1点を除いては… 裁判官が語る医療訴訟の実像 FBシェア数:25
  7. 認定内科医はどうなる?内科専門医になれる? 特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-3》 FBシェア数:57
  8. 名古屋市内で医療事務の従事者が麻疹発症 パンデミックに挑む:トピックス FBシェア数:41
  9. 指導医に教育してもらっても満足できない人へ イケてる指導医が研修医に伝えたいこと FBシェア数:70
  10. 複数の専門医になるダブルボードは現実的? 特集◎走り出した新専門医制度《どうなる?新制度-4》 FBシェア数:34
医師と医学研究者におすすめの英文校正