【国際モダンホスピタルショウ2010プレビュー】NEC、業界初のSaaS型電子カルテサービスや地域医療連携サービスを中心に出展

 NECは、7月14日〜16日東京ビッグサイトで開催される国際モダンホスピタルショウ2010で、業界初のSaaS型電子カルテサービス「MegaOakSR for SaaS」をはじめ、中核製品である電子カルテシステム「MegaOakHR」、地域医療連携ネットワークサービス「ID-LINK」を中心に、パートナー各社のソリューションも合わせて出展する。

 MegaOakSR for SaaSは、5月に発表したSaaS(Software as a Service)型で提供する小規模病院向け(100床以下を対象)とした電子カルテシステムで、プレゼンテーションで大々的に取り上げる。販売は今月からで、12月にサービス提供を開始する。2月の厚労省通知により、医療機関が患者の診療データを民間のデータセンターに保管してSaaS型で電子カルテシステムを利用する形態が可能となったことに対応した製品である。

 ID-LINKは医療連携ネットワークサービス。共有する診療情報は各医療機関内で管理し、サービスセンターで患者・医師等のIDとアクセス権、診療情報の所在のみを管理して、連携先医療機関はWebブラウザから自院の患者IDで情報閲覧する仕組み。「これまでに、30施設近い中核病院を中心に約170の診療所が連携している。今回のプレゼン・展示では、三洋電機の診療所向け電子カルテシステムと標準で連携できるようになったこと、従来のオーダリング情報中心のデータ参照に加えて介護・福祉システムの情報参照が可能になったこと、などの新機能を紹介する」(医療ソリューション事業部事業推進部マネージャー 石山敏昭氏)という。

 展示ブース内のステージでは、これらのサービス・機能紹介に加え、2009年度に和歌山県すさみ町で実施した「中山間地域の医療・介護・福祉・健康情報支援事業」(経済産業省 地域見守り支援システム実証事業)の実証結果も踏まえたプレゼンテーションが行われる。

 加えて、電子タグを利用したユビキタス医療ソリューション「ベッドサイド自動認証システム」(NECネッツエスアイ製)もフィーチャーする。秋田大学医学部付属病院で実証実験を重ねていたものだが、今回は製品化されたソリューションを紹介・展示する。このシステムは、注射スタンドに実装したセンサーがICタグを付けた患者、医療スタッフ、薬剤の情報を読み取り、電子カルテ(オーダリング)システムと連携し、携帯情報端末上に認証結果を表示する。

 このほか、中・小規模病院向け電子カルテシステム「MegaOak-MI・RA・Isシリーズ」をはじめ、「MegaOakアシスト」シリーズや各種部門システムなど、同社およびパートナー各社の製品を展示する予定である。

(増田克善=日経メディカルオンライン委嘱ライター)


【関連サイト】
NEC「国際モダンホスピタルショウ2010」関連ページ
国際モダンホスピタルショウ2010公式サイト

ページの先頭へ戻る

関連記事

Information PR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. 2018改定で加速! 診療実績ない病院は淘汰へ 日経ヘルスケアon the web FBシェア数:72
  2. 褥瘡治癒の決め手は「亜鉛」にあった リポート◎木を見て森を見ずの褥瘡治療 FBシェア数:597
  3. なぜ医療機関で「残念な上司」が増殖するのか 裴 英洙の「今のままでいいんですか?」 FBシェア数:439
  4. 知っているようで知らない「かぜ」を科学する かぜ診療での“困った”に答えます FBシェア数:138
  5. 「一度入れた人工呼吸器は外せない」は誤解 インタビュー◎医療の有益性より患者の意思を尊重すべし FBシェア数:369
  6. 『君たちはどう生きるか』と救急受け入れ拒否 東謙二の「“虎”の病院経営日記」 FBシェア数:74
  7. 67歳男性。心電図異常 日経メディクイズ●心電図 FBシェア数:0
  8. 「医院に接遇はいらない」と反発した職員の真意 榊原陽子のクリニック覆面調査ルポ FBシェア数:246
  9. 脳卒中で逝った大奥の支配者 天璋院篤姫 病と歴史への招待 FBシェア数:1
  10. 130/80mmHg超えたら高血圧?患者数急増へ 特集◎生活習慣病 7つの新常識《1》 FBシェア数:91
医師と医学研究者におすすめの英文校正