【国際モダンホスピタルショウ2010プレビュー】富士通、地域医療連携システムの最新版を中心に広範なソリューションを紹介

 富士通は、7月14日〜16日に東京ビッグサイトで開催される「国際モダンホスピタルショウ2010」への出展内容を明らかにした。テーマは「ヒューマンセントリックなヘルスケアネットワークの実現に向けて」。グループ各社やパートナー企業と共同で、地域医療連携ソリューションを中心に一般病院/中核病院/診療所、外来運用、院内部門、介護など広範なヘルスケアソリューション群を出展・紹介する。

 展示ブースの中心に設けられるメインプレゼンテーションには、地域医療連携システム「HOPE/地域連携 V3」、中核病院向け電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-GX」、電子カードホルダーを活用した患者案内ソリューションの3つのテーマを用意する。中でもメインが地域医療連携。「偏在的な医師不足、地域医療再生など、ここ数年地域医療連携が大きな課題となっている。当社も2008年にHOPE/地域連携を発売し、地域の医療連携を促進してきた。地域連携ネットワークを次の段階に進めるための基盤としてV3をプレゼンの中心に据える」(ヘルスケアソリューション事業本部ヘルスケア営業支援統括部担当部長 松本克也氏)。

 従来の「HOPE/地域連携」は、システムを導入した1つの中核病院の診療情報を連携先医療機関に公開するサービスの提供してきた。V3は、複数の医療機関の診療情報を統合する機能を拡張して、従来の病診連携機能に加えて中核病院どうしの病病連携を可能にしている。また、厚労省の電子的診療情報交換推進事業(SS-MIX)に対応、標準的な診療情報の交換規約に基づいたデータ形式に出力することで、他社製の電子カルテシステムとの連携も可能にした。他の医療連携ネットワークサービスとの連携においては、NECが推進する「ID-LINK」との連携実績があり、それらを中心にプレゼンテーションする。

 大・中規模な中核病院向け電子カルテシステムのHOPE/EGMAIN-GXのプレゼンでは、眼科など検査が多い診療科の検査結果を、臨床部門検査結果と一緒に一覧参照できる、自科検査ライブラリ機能を中心に紹介する。

 電子カードホルダーによる患者案内ソリューションは、電子カードホルダーにICカード型診察券を挿入し、電子カルテシステムと連動した受付を完了すると、施設内の通信エリアであれば、どこにいても、タイムリーに診察待ち人数通知や呼出しができるもの。「富士通フォーラム 2010」(5月開催)に参考出展したもので(記事はこちら)、実証実験で実際の利用シーンを交えて紹介する。「大規模病院からの引き合いが多くなっており、10月頃には第1号ユーザーが誕生する予定。診察待ち順番の表示機能に加えて、今後盛り込む予定の次に行くべき場所を案内する患者案内機能も含めて紹介する」(松本氏)という。

 このほか、中堅模病院向け電子カルテシステム「HOPE/EGMAIN-NX」から介護記録を参照できるようになった介護事業者支援システムの最新版「HOPE/WINCARE-ES」(記事はこちら)や健康診断支援システムなど同社製品に加え、パートナー企業の精神科向け診療支援システムや院内部門ソリューション、外来運用ソリューションなどを展示する予定である。

(増田克善=日経メディカルオンライン委嘱ライター)


【関連サイト】
富士通「国際モダンホスピタルショウ2010」関連ページ
国際モダンホスピタルショウ2010公式サイト

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