帝京大学医学部附属病院、Bluetooth対応カメラで手術画像と患者を自動ひも付け

 帝京大学医学部附属病院は、Bluetooth対応デジタルカメラを導入し、3月末に本格運用を開始した。従来、手術室やICU、ERなどで使用していたデジタルカメラをリプレースした。撮影画像と患者情報とのひも付けを自動化し、写真データを患者ごとに振り分けて容易に病院情報システムに格納できる。

 導入したデジタルカメラは、Bluetooth、無線LANに対応しているリコーのCaplio 500SE model Wに、オプションの一次元バーコードリーダーSE-4を接続したもの。耐衝撃性に優れた防水・防塵の本体を持ち、血液や薬液を被るリスクの高い手術室などに適している。

 使用方法は、ます患者のリストバンドのバーコードを「カメラメモ」機能で読み取る。続いて、術前術後の患部撮影を行い、撮影データを手術室に設置されたBluetoothモジュールを搭載したデスクトップPCに転送。受信した撮影データは、バーコード情報を基に患者ごとに振り分けられて、病院情報システム「iEHR」のデータベースに格納される。昨年12月からICUで実証実験を行っていたが、今回20台を導入してICU、手術室、ERで本格的に運用を始めた。

 「撮影時にバーコードリーダーで患者を識別してデータ格納できるため、撮影データの取り違えといったミスを防げる。加えて、撮影から患者ごとのデータ振り分け・データベース格納の手間がかからず、作業が非常に楽になった」(帝京大学本部情報システム部部長 澤智博氏)という。

  Caplio 500SEは、静止画意外にもAVI形式(Open DML Motion JPEGフォーマット準拠)の動画撮影にも対応している。帝京大学病院は、今後手術中の短時間の映像撮影に利用することも考慮している。(増田克善=委嘱ライター)

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