ネット上の医療関連情報、米成人の61%が「利用経験あり」

 米Pew Research Centerと医療財団の米California HealthCare Foundationは米国時間2009年6月11日、インターネット上の健康・医療関連情報の利用状況について米国成人を対象に調査した結果を発表した。それによると、回答者の61%がインターネットで医療関連情報を閲覧した経験があることが分かった。

 これらの回答者は、インターネット上で健康または医療問題について、解説や他人のコメントを読んだりポッドキャストを聞いているほか、医師や医療機関のランキングやレビューなどを閲覧している。同調査では、これらのインターネット・ユーザーを“e-patient”と呼んでいる。

 e-patientのうち、約20%は積極的にオンライン・ディスカッションやメーリング・リストにコメントを投稿している。e-patient の60%(回答者の37%)は、コメントや医師・病院の評価を投稿したり、健康・医療関連の写真やビデオ、オーディオ・ファイルを提供した経験があるという。

 この調査レポートの共同著者であるSusannah Fox氏は、「e-patientは、ニーズに合った情報を見つけるため、またコメントの投稿によって貢献するためにインターネットのインタラクティブな機能を利用し始めている」と説明する。同氏によれば、e-patientはインターネットを従来の情報源を補う手段だと考えており、症状に対する理解を深めるほか、専門家により的確な質問をするために、ブログやポッドキャストなどのオンライン情報源を利用しているという。

 このほかe-patientの60%は、「インターネットで見つけた医療アドバイスや情報が自分や知人の役に立った」と回答しており、2006年調査の31%から大幅に増加していることが分かった。一方、「これらの情報に従ったことで、自分または知人が被害を受けた」とするe-patientは 3%にとどまり、2006年と同水準となった。(ITpro

米国の発表資料へ

ページの先頭へ戻る

関連記事

Information PR

ログインしていません

もっと見る

人気記事ランキング

  1. インフルエンザの早い流行で浮かぶ5つの懸念 リポート◎AH3先行、低年齢でAH1pdmも、外来での重症化… FBシェア数:188
  2. 味方ゼロ? 誰にも言えない病院経営の修羅場 裴 英洙の「今のままでいいんですか?」 FBシェア数:147
  3. インフルエンザ流行入り、A香港型が中心 寄稿◎2016/17シーズンのインフルエンザ診療の要点 FBシェア数:67
  4. 男性医師は何歳で結婚すべきか、ゆるく考えた 独身外科医のこじらせ恋愛論 FBシェア数:158
  5. 心不全による下肢浮腫に悩む87歳女性への対応 青島周一の「これで解決!ポリファーマシー」 FBシェア数:31
  6. わいせつ容疑の外科医、初公判で無罪を主張 「乳腺科医のプライドにかけて無罪を主張します」 FBシェア数:660
  7. ピコ太郎はどこまで世界に通用しているのか? 安部正敏の「肌と皮膚の隅で」 FBシェア数:1
  8. 開業日未定でも開業スタッフ確保の秘術 原田文子の「レッツ ENJOY ライフ」 FBシェア数:93
  9. 梅毒の流行が止まらず、11カ月で4000人を突破 パンデミックに挑む:トピックス FBシェア数:381
  10. 「スマホ老眼」を放置すると近視になる! 記者の眼 FBシェア数:97