インターシステムズ、Tieto社とスウェーデン国民電子医療記録を構築

 インターシステムズジャパン(東京都新宿区)は2009年6月4日、欧州を中心にIT関連の研究開発とコンサルティングサービスを手掛けるTieto社(本社:フィンランド・ヘルシンキ)と共同でスウェーデン国民電子医療記録システムを構築し、5月から稼働を開始したと発表した。

 このスウェーデンの国家プロジェクトは、電子医療記録(EHR)を促進するために構想が立ち上がり、医療・福祉分野での国家IT戦略プログラムの中の重要なプロジェクトと位置づけられ、段階的にスウェーデン全土にソリューションを展開することで、患者の安全と医療の質の改善を目指すもの。

 スウェーデン当局とプロジェクト推進の契約を結んだTieto社が、この度、インターシステムズの医療情報交換ソフトウェアプラットフォーム「InterSystems HealthShare」を採用して、国民医療記録構築プロジェクトである全国患者サマリー構築の第1ステージを構築・完了させた。

 インターシステムズ「Health Share」は、複数施設での医療データの集約と共有のために設計された包括的な製品。地域や全国規模での患者の医療記録のサマリービューを作成できる。今回のプロジェクトでは、患者記録の国際標準である「EN13606」を採用し、無数の異なるフォーマットの記録を中央標準に変換し、どの既存システムでも全国患者サマリに接続することを可能とした。

 展開されるソリューションの最初のフェーズでは、医師、看護師、専門セラピスト、2カ所の私立養護施設の管理スタッフを含む500ユーザーへ拡張される予定で、このソリューションは、アクセス権をもつ医療スタッフに、重要な患者情報を場所・時間を問わず提供することを可能にするという。より明確な患者情報を提供することで、医療提供者の診断、治療、フォローアップについての意思決定を支援する。(井関 清経)

【関連サイト】
米InterSystems Corporation
インターシステムズジャパン

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